長野離脱危機で拍車…データが語る巨人の後半戦“大沈滞”
これは巨人ナインの本音でもある。OBや関係者に、「なんとかしてくださいよ。たまりません」と泣きつく選手は一人や二人じゃなく、首脳陣とナインの溝は大きく深くなりつつあるのだ。
■巨人に勝ち越す他球団は阪神に貯金献上
この日は、ここ5試合で打率.455、2本塁打とようやく復活の兆しを見せていた1番の長野が、九回の守備で右ヒザを痛め、足を引きずりながらそのまま交代。原監督は「明日になってみないと分からない」と声を落とした。菅野、亀井、松本と相次ぐ故障者に長野まで加わることになれば、チームの沈滞ムードに拍車がかかる。4連勝で波に乗る阪神とは、対照的な雰囲気だ。
それに巨人相手に7勝6敗と勝ち越すDeNA、7勝9敗と健闘するヤクルトは、阪神にはそれぞれ4勝12敗、8勝9敗と合わせて9もの貯金を献上。「今年は阪神さんが勝ってください」とでもいうべき状況といっていい。