菅野が腰痛発症で復帰延期 白紙に戻った巨人の「Vプラン」
菅野は投球以外でもチーム内で貴重な役割を果たしていた。
心不全のために死去した原監督の父、原貢氏(享年79=東海大系列野球部名誉総監督)の「お別れの会」が先月14日に行われた時のことだ。夜は東京ドームでヤクルト戦があったが、一軍全選手が参列を義務付けられた。
「あの日、先発予定の内海ですら参列した。監督から選手に言葉がなかった代わりに、菅野が選手ひとりひとりに『今日は祖父のために来ていただいてありがとうございました』と頭を下げて回っていた。菅野はそんな人柄で監督と選手、投手と野手をつなぐ“潤滑油”になっていた。そういう意味でも復帰がズレ込むのは痛手です」(前出の関係者)
エースの痛過ぎる新たな故障に、阪神と広島はほくそ笑んでいるに違いない。