大阪桐蔭・西谷監督が明かした“日本一のスカウティング”

公開日: 更新日:

 すでに進路が決まった部員は「西谷先生が動いてくれたおかげ」と口を揃える。

■新幹線で上京し練習試合

 入学した野球エリートたちは徹底的に鍛え上げられる。昨年、4人の140キロ投手を擁する東海大相模と練習試合をしたときは、朝一番の新幹線で東上。試合をしたその足で大阪に引き返すという強行日程だった。7月にはその東海大相模と2試合の練習試合を大阪で行い、2連勝したことが自信につながった。昨年12月は丸々、授業免除で練習に明け暮れたともっぱらだ。

「みなさん、全国から(選手を)集めているといいますけど、基本は近畿地方が中心です。大阪桐蔭の選手集めが日本一凄いといわれる? (苦笑いを浮かべて)いえいえ……ウチのメンバーを見てもらったらわかりますよ。ほかの学校は『大阪桐蔭は選手を囲ってる』なんて言いますけど、デマですね」

 西谷監督はこう言ったとはいえ、2年ぶり4回目の全国制覇も、西岡(阪神)、中田(日本ハム)、中村(西武)と多くのプロ野球選手を輩出しているのも、それなりの理由があるのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…