先発陣“火の車”で囁かれる巨人投手コーチ陣の「配置転換」
実際、二軍には先発もリリーフもこなす福田や首脳陣が成長株と期待する今村、阿南も先発で経験を積んでいる。他球団に比べたらコマはいて、要は使い方に問題があるというわけだ。
2日の広島戦ではこんなことがあった。試合途中に、それまで投手の交代時にマウンドへ足を運んでいた川口コーチがブルペン担当となり、斎藤投手コーチが代わりを務めた。調子の上がらないリリーフの山口の状態を確認するため、同じ左腕の川口コーチが暫定的にブルペンに回ったのが真相だったが、ネット裏は「すわ、配置転換か」と騒然となった。川口コーチと選手の関係から、かねて「来季は二軍の尾花コーチが一軍に昇格するんじゃないか」とウワサされていたからだ。
投手がいないのなら、そんなときこそコーチの腕の見せどころ。川口コーチは久保の代わりの先発について、「まだ決まってない。これから考える」と硬い表情だったが、9連戦をどう乗り切るか、結果次第ではウワサが現実になるかもしれない。