また好投 広島ヒースは“助っ人恐怖症”巨人戦のキーマン
またも好投である。広島の新助っ人右腕のヒース(29)が7回4安打無失点で2勝目。7月下旬に来日して8月に一軍登録されると、阪神、中日に次いで、この日は強力打線を誇るDeNAをねじ伏せた。
「この勝利に感謝したい」と笑みを浮かべた右腕は、3試合で防御率は驚異の0・47。メジャー通算は未勝利、年俸約2300万円の格安助っ人は、先発のバリントンが右ひじ痛で今季中の復帰が絶望視される中で、チームを救う働きをしている。
この日は巨人が負けて自力優勝の可能性が復活。逆転優勝に向けて、大きな原動力となるはず。
巨人との直接対決は残り4試合。15日からの3連戦と、10月5日の現時点での最終戦(ともにマツダ)。中5日で投げるヒースは、次の次の登板で、17日の巨人戦に初登板する可能性が高い。
「ヒースはテークバックが小さい上、140キロ後半のストレートが低めに決まる。とくに初対戦では打者はかなりタイミングが取りづらく、苦戦するはず」(ライバル球団のスコアラー)
巨人は外国人投手に弱い(今季5勝13敗)というデータもある。逆転優勝を狙う上でこの助っ人は、最大のキーマンになりつつある。