B・ルースに並んだ日ハム大谷 「20勝&20本」の可能性は?
日本ハムの二刀流、大谷翔平(20)が、とうとうやってのけた。7日のオリックス戦、四回に先発の吉田一から10号本塁打。高めの直球をフルスイングすると、打球は弾丸ライナーでバックスクリーンに突き刺さった。
これで大谷は投手としては10勝(4敗)、防御率2・46。打者として54安打、31打点、10本塁打、打率・283。同一シーズン中に2ケタ勝利と2ケタ本塁打を達成したのは日本球界では大谷が初。メジャーでも1918年に13勝、11本塁打を記録したあのベーブ・ルース(当時レッドソックス)ただひとりだ。
二刀流への反対意見をものともせず、不可能といわれていた10勝10本を現実のものとした大谷。どこまで投打で結果を残せるのか。20勝、20本は可能なのか。
■可能性が高いのは「20勝」
まず打撃に関しては、今季の大谷は209打席で10本塁打。約21打席に1本のペースだ。本塁打王争いを繰り広げる西武のメヒアは12打席に1本(357打席、30本)。オリックスのペーニャは16打席に1本(476打席、29本)の割合。彼らには及ばないものの、同僚で強打者の中田の23打席で1本(511打席、23本)よりは好ペースなのだから大したものだ。