ヤクルト来季は真中監督 球団社長も「有力候補」と認める
来季のヤクルト監督に、真中満一軍チーフ打撃コーチ(43)の昇格が決定的となった。
日刊ゲンダイの取材に衣笠球団社長は、「(次期監督は)最終的に(堀)オーナーに決定していただくが、有力候補の一人」と話した。堀オーナーはオーナー代行を兼務する衣笠社長に信頼を置いており、早ければ来週中にもオーナーの最終判断を仰いだ上で「真中新監督」が誕生する。
真中コーチは日大からドラフト3位で93年に入団。ヤクルト一筋で16年間プレー。勝負強い打撃で4度の日本一に貢献。08年に現役引退後は二軍打撃コーチを経て10年オフに二軍監督。昨年は得点数、安打数などでイースタン・リーグ新記録を樹立してリーグ制覇。その手腕が認められ、今季から一軍チーフ打撃コーチに就任。12球団トップの592得点、打撃10傑には高卒4年目の山田ら4人を送り込んでいる。
衣笠社長はかねて、真中コーチを将来の監督候補と見ていた。選手の個性を生かした指導力で二軍監督として優勝、一軍では雄平、山田ら中堅、若手の成長を促し打撃成績をアップさせた手腕を評価していた。