85年日本一戦士の福間氏 煮え切らない阪神フロントに喝!
■チーム強化より保身が大事
その上、一部スポーツ紙によれば、和田監督が続投する場合は黒田ヘッドコーチら首脳陣のてこ入れを検討しているというからムチャクチャだ。
「今季の戦いぶりを見ても監督以下、ベンチが機能しているとは言いがたい。すべてを代えるくらいのテコ入れが必要だと思う。和田監督は9月上旬に6連敗した時、『すべて私の責任』と言った。優勝できなかったのは和田監督に責任があるのに、上のクビを替えずに下に責任を取らせるやり方をしたら、和田監督も責任逃れをしたことになり、求心力はいよいよ低下する。阪神タイガースらしいとは思いたくないが、球団の動きは行き当たりばったりというか、しっかりと芯があるようには見えない。OBとしても、もっとしっかりしてもらいたいですね」(福間氏)
今後、和田監督が辞意を表明するかはわからないが、阪神フロントのここまでの一連の言動はチームを強くするためというより、自分たちの保身だけを考えているような、そんな感じさえしてくる。“なあなあ”で来季も和田監督が続投することになれば、いよいよチームは崩壊。Aクラスどころか、今季以上の悲惨な成績になるかもしれない。