2年で4回も 栗山監督の“辞任癖”に日ハムフロント戦々恐々
日本ハムのフロントと親会社の幹部たちにとっては、ヒヤヒヤドキドキの毎日らしい。
ソフトバンクとのファイナルステージがもつれて、勝敗に一喜一憂しているわけではない。今後の戦い方いかんで、栗山監督(53)が辞表を持ってくるかもしれないと内心、ビクビクなのだ。
今季限りで契約が切れる栗山監督は去る6月29日、契約を1年間延長した。来季も指揮を執ることが決まっているとはいえ、監督の座に恋々とする人ではない。昨年までの2年間で、辞表を出した回数は実に4回。リーグ優勝しながら巨人との日本シリーズに敗れた一昨年も、シリーズ終了直後に「進退伺」を出したという。日本ハムはあくまで栗山監督続投を既定路線にして、水面下で来季のスタッフ改造に着手。仮に栗山監督が辞任しようものなら、構想が根底から崩れてしまう。
「今回のCSも大谷の起用法や継投のタイミングで微妙な場面が何度かあっただけに、本人が責任を感じなければいいが……と周囲は戦々恐々」(ある日本ハムOB)だそうだ。