日ハム大谷 CSではDHから抑え投手まで「二刀流」フル活用

公開日: 更新日:

 日本ハムの栗山監督が、11日から始まるCSでの大谷翔平(20)の起用法について、あっと驚く構想を温めているという。

 すでに11日のオリックス戦に先発させることを明言したとはいえ、問題はその後の使い方。オリックスに勝ってソフトバンクとのファイナルステージに進んだ場合、先発で使うとしたら中6日で18日の第4戦になる。それだと間隔があくし、野手としての起用が限られるため、現時点で有力なのは11日に先発させた後は野手に専念するプランといわれるが、「栗山監督は大谷の二刀流をフル活用するつもりです」とは親しい関係者だ。

 この関係者の解説によれば、11日に先発させた後は原則として全試合DHでスタメン出場。しかし、試合終了までDHではない。同点、あるいは僅差でリードしている展開になれば、最後の1イニングは抑えとしてマウンドに上げる。DHのポジションは潰すことになるものの、これなら投手と野手、両方の能力を生かせる。守備に就いた場合は困難でも、DHなら試合中ブルペンで肩をつくることもできる。

 もっとも大谷で初戦を取り、ソフトバンク戦に駒を進めることができなければ、すべては絵に描いた餅だが。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…