ドラ1岡本は“坂本流”守備強化で早期育成 巨人二軍監督語る
「何もかも凄かった」
巨人からドラフト1位指名された智弁学園の岡本和真内野手(18)ら、育成を含む7選手が4日、川崎市のジャイアンツ球場や寮を見学し、こう語った。
寮では巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜が素振りを繰り返し、畳がボロボロになった部屋も見学。原監督が将来、「4番・三塁」と期待を寄せる岡本は冒頭のセリフの後、「努力しないとすごい選手にはなれないと思った」とボソリ。球団職員から「もうちょっと大きい声で!」と注意を受ける場面もあったが、高校通算73本塁打の183センチ、95キロの体格は威圧感十分だ。
「プロに入るだけじゃなくて活躍してこそプロなんだ」と新人に訓示した岡崎二軍監督に、岡本の育成法について聞いた。
「体が大きいよね。楽しみな選手。でも、まだプレーを見たことがないんだよ。臆測では言えないけど、高卒の野手が1年目から打撃も守備も両方ってのは難しい。打撃も守備も、大事なのはプロの速さやレベルにいかに順応できるか。(高卒野手の)大田、藤村、中井あたりは順調だとは思うけど時間がかかっているでしょう。ボクが見た中で一番は坂本。あんなに早く一軍に定着できるとは、正直、私たちの想像を超えていた」