錦織がマリーに圧勝 勝敗分けたのは「第2セット第9ゲーム」

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 この日はダブルフォルトが8本。ファーストサーブの成功率は46%だった。

■予想以上にコートは“遅い”

 今大会は、世界のトップ8人がA・B組に4人ずつに分かれ各組で総当たり戦を行い、各組上位2人が準決勝に進みトーナメント方式で優勝を決める。ラウンドロビンで3人が同じ勝敗数の場合はセット奪取率、ゲーム奪取率が高い選手が勝者となる。

「だから初戦を2-0で勝ったことは大きい。コートは思った以上に遅い。日光や風の影響を受けないインドアだからといって、必ずしもビッグサーバーに大きなアドバンテージになるとはいえない。テーピングしていた右手首に問題がなければ次戦は第1サーブがもっと入るでしょう。そうなればゲームの組み立ても少しは楽になるはずです」(前出・塚越氏)

 次戦は現地11日。対戦相手はラオニッチに2-0で勝った世界2位のフェデラーに決まった。

▽錦織のコメント
「ファーストサーブが入らなくてストロークのリズムがつかめなかった。イヤな展開だったけど、後半からファーストサーブが入りだして、そこから自信を持ってできた。マリーには3敗してて苦手と感じていたので、その気持ちをなくして強い気持ちでやった。まったく新しい自分を出して戦って勝利をもぎとれたのはうれしい。準決勝、決勝に行くことがゴール」

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