阪神ドラ1横山雄哉 母親が語る「初夢と甲子園」の不思議な縁
「生まれて最初の思い出は『お食い初め』の時。雄哉が目の前に並べたタイやらお菓子をよだれを垂らしながら手で触って。写真を撮るのも一苦労でした。2歳上の兄(紘基さん)はおとなしくて何枚も写真を撮れたんですけどね。食べ物への執着心が強い子なんだなと」
赤ん坊の時はミルクをたくさん飲んだ。母は夜中、哺乳瓶のミルクを2本、枕元に置いて眠りについた。毎晩のように全部平らげた。
今では183センチ、85キロのガッチリした体格になった。社会人時代は1日5食以上も食べまくった。寮の食事とは別にコンビニのおにぎりを大量に買って無理やり口に押し込んだ。しかし、高校入学時は57キロ前後しかなく、体重が増えずに苦労した。当時は白いご飯が苦手だった。
「卵かけご飯とかオムライスとか、工夫しないとなかなか口にしなかった。高校時代は体重を増やそうと弁当に加えておにぎりを持たせても、家の軒下にコッソリ置いたり、自分の部屋のタンスの中に隠したりしてましたね」(昌子さん)
■息子のためにグラブの「型」を作った父親