著者のコラム一覧
森高夕次漫画家・漫画原作者

1963年、長野県生まれ。コージィ城倉のペンネームで89年「男と女のおかしなストーリー」でデビュー。原作を務める「グラゼニ」(「モーニング」連載中)は「お金」をテーマにした異色の野球漫画としてベストセラーに。

原作にも“縁”がある雄平 ヒットを打つことだけに集中すべし

公開日: 更新日:

 原作の主人公である中継ぎ投手・凡田夏之介には全球団の一軍選手の年俸をソラで言えるという特技がある。ブルペンで選手名鑑を手に、同僚選手と「年俸当てクイズ」をするシーンは、雄平が投手時代に「ブルペンで選手名鑑を読んでいる」と話していたことから発想を得た。プロの投手は、対戦経験のない打者の情報を知るため、選手名鑑を読むことがあると聞く。

 原作にも“縁”がある雄平には、ぜひとも「目指せ若松! 目指せ青木!」でいってほしい。雄平は今後も定位置を確保していくだろうけど、6月で30歳。もう若くない。入れ替わりのサイクルが速いプロ野球界で確固たるポジションを得るには“セールスポイント”が必要だと思う。

 ここはもう、「安打製造機」としてヒットを打つことだけに集中したらどうか。彼なら打率3割3分、もしかすれば年間200安打を打てる可能性すらあると思う。今季は10本塁打で長打もあり脚力もある。ただ、中途半端に走攻守でチームに貢献しようとか、足をアピールしようとか、そんな考えは捨て去っていい。

 40歳までプレーできれば1500安打は夢じゃない。そうすればおのずと年俸1億円、1億5000万円を稼げる選手になれると思う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭