DeNAに朗報 グリエル争奪戦で巨人に出された「難条件」
巨人が補強の目玉として獲得を狙う、DeNAのユリエスキ・グリエル(30)が、来季の所属先について、ある「条件」を出していたことが分かった。
各球団の保留者名簿は30日に締め切られる。DeNAはグリエル、巨人はセペダの名前を掲載しているもよう。だからといって、これで残留が決定するわけではない。キューバ側との交渉が本格化するのは12月以降。来季の所属先はまだ不透明な状況だ。
巨人とのマネーゲームは分が悪いとばかりに、DeNAの中畑清監督(60)は「取り合いでうちが勝ったことはないんじゃないか」と発言。が、グリエル側の条件はDeNAにとって「朗報」だ。中南米事情に詳しい球界関係者が言う。
「グリエルは本職の『三塁』固定を条件にしているんです。今春の解禁時も巨人は手を挙げたものの、三塁は村田、二塁は片岡とFA加入の選手がいるためポジションの確約ができず、『外野』起用をほのめかしたら逃げられた。DeNAは二塁の石川を外野へコンバートしてまでポジションを空け、二塁と三塁の併用という形を取った。主に三塁だったバルディリスは来季まで契約が残っているが、レギュラー決定という立場ではない。DeNAなら三塁固定の約束もできるというわけ」