2年連続100勝超え 北村宏司騎手に聞いた“飛躍の転機”
――続くジャパンCでも3着と力を示しました。
「故障馬のあおりを受けたといえば受けましたが、GⅠクラスの先行馬が走った後の蹄跡は大きくてボコボコ。馬場が掘れていて追走に苦労しました。それでも、最後はよく伸びてくれましたよね。秋3戦、本当に頑張ってくれました」
――15年も楽しみですね。楽しみといえば、春のクラシック戦線を騒がせそうなアヴニールマルシェも。
「そうですね。使うごとにレースを覚えてくれて、前走の東スポ杯も折り合いはスムーズだったし、直線は接触しながらも狭いところを勇気を出して飛び込んでいってくれました。あの形で2着だったのは悔しいですが、次は逆転を目指して頑張ります」
――師匠である藤沢和師の馬でダービーとなったら、夢が膨らみますね。
「“何とかしたいな”とは思っていますよ。先生もそうですが、ボクもダービーは勝ちたいので!」(笑い)
――それでは15年の抱負をお願いします。
「少しでも3着を2着に、2着を1着にできるように取り組み、数も中身も今以上を目指していきたいですね。応援してくれる関係者やファンの方々に“北村(宏)が乗っていてよかったな”と思ってもらえる騎乗を全力でしていきたいです」