「アギーレ解任」内定済み 後任に急浮上する大物ブラジル人
■川淵最高顧問と大仁会長の関係
そもそも大仁会長というのは、川淵元会長の「忠実なイエスマン」(関係者)として知られ、06年にサッカー協会の副会長に就任したのも、12年に第13代会長に上り詰めたのも、すべては「川淵最高顧問の意向が働いたから」(前出の関係者)。その川淵元会長に「クビにすべし」と言われ、大仁会長は反論できない。
「実は、昨年末から水面下で次期監督選びが進んでおり、W杯優勝経験を持つ大物指揮官に白羽の矢を立てたようです」
こう話すのは、南米サッカー事情に詳しい某マスコミ関係者である。
「02年日韓W杯で母国を優勝に導き、ポルトガル代表監督として04年ユーロ準優勝、06年ドイツW杯4位の実績を持っているブラジル人指揮官フェリペ・スコラリ(66)です。昨夏の母国開催のブラジルW杯では、エースFWネイマールの骨折リタイアや、準決勝ドイツ戦の大敗もあって評価を下げたが、W杯での実績は他の追随を許さない。97年には短期間ながらもJリーグ磐田で指揮を執った経験もあり、日本サッカーへの理解度も高い。適任者でしょう」