弱小で地元でも不人気…イチロー入り「マーリンズ」の“正体”

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■今季は50安打程度か?

 フロリダ半島の最先端部に位置するマイアミは、犯罪発生率や治安の悪い都市で全米ワースト5に入るほど。「キューバと至近距離にあるため、リトル・ハバナと呼ばれる地区もあります。北部には州税を逃れたい富裕層が住んでいますが、ダウンタウンには亡命を手助けするメキシコのマフィアとつるんでるような連中がうようよいる。かなり危険な場所もあります」とは友成氏だ。

 チームは12年から2年連続地区最下位。昨季も首位ナショナルズから19ゲーム差の4位と沈んだものの、主力を放出して獲得した若手や生え抜きが力をつけてきた。

 投手では昨季の防御率が2点台だった先発がアルバレス(24)、コザート(24)、ヘルナンデス(22)と3人。野手では昨季37本で本塁打王のスタントン(25)、23本塁打のオズーナ(24)、21盗塁のイエリッチ(23)の外野3人が盤石。「戦力そのものは昨季地区優勝したナショナルズと双璧」(友成氏)で、優勝を争うようなら「4人目の外野手」であるイチローの出番はいよいよ制限される。

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