本拠オープン戦登板か ソフトB松坂に「投げる営業マン」指令
9年ぶりに日本球界に復帰したソフトバンクの松坂大輔(34)。20日にはベテランらを相手に打撃投手として登板。途中、薬指に巻くテーピングが気になり松中に死球を与える場面もあったが、安打性の当たりをわずか4本に抑え、順調さをアピールした。松坂は3月に入ってから実戦で投げることを想定。早い時期での実戦登板は見送りたい意向だ。
ところが、そんなマイペース調整を続ける右腕に新たな“障害”が浮上している。松坂を地元開催のオープン戦で積極的に登板させるプランだ。
ソフトバンクは今月末(27日)から福岡のヤフオクドームで3連戦が組まれている。営業サイドは、地元開催のオープン戦での「客寄せ」に松坂を利用したい。そこで2月下旬の3連戦に加え、3月に入ってからの本拠地でのオープン戦にも松坂に登板してもらえるよう、首脳陣らに働きかける可能性があるという。
あるチーム関係者が言う。
「昨季も本拠地の観客動員数がパ・リーグで断トツ(246万8442人)だったように、シーズン中のヤフオクドームはお客さんが入ります。が、オープン戦はさすがに厳しい。そこで、営業サイドは集客力抜群の松坂の登板でお客さんを増やしたいのです」