弱肩捕手に刺され盗塁死のイチロー 気になる「走力」の衰え
ベテラン外野手が試行錯誤を繰り返している。
マーリンズ・イチロー(41)が15日(日本時間16日)のタイガース戦に「7番・DH」でスタメン出場し3打数1安打。六回に2番手の救援左腕ハーディーから中前打を放ち、2戦ぶりにバットから快音が響いたが、足ではアピールに失敗した。
その六回に次打者マシスの打席で、二盗を試みたが刺され、今季オープン戦初の盗塁死。好機を演出できなかった。
もっとも、この日は新スパイクの感触を確かめるために二盗を試みたそうで、好スタートを切りながらも最後は足がベースに届かなかった。
今季は筋肉の緊張を緩め、進行方向に体重移動が容易なスパイクを履いているが、慣れるまでしばらく時間がかかりそう。
今季オープン戦では持ち前の強肩を披露するなど、守備ではアピールを続けているイチロー。今季は代走での起用も増えそうだが、レドモンド監督は盗塁のサインを出すのをためらうのではないか。
元中日でオリオールズの台湾人左腕チェンはパイレーツ戦に登板し、3回3分の1を7安打2失点だった。
▽イチローの話「タイミングはセーフだったけど、なぜか手前で止まっちゃった。盗塁の動きで(スパイクが)どうなるのか(確かめたかった)」