ダル離脱で先発手薄なレンジャーズがカブス和田に触手
エース右腕ダルビッシュ有(28)が右肘のトミー・ジョン(腱の修復)手術で今季絶望となったレンジャーズ。
投手陣の力不足は明らかで、オープン戦30試合でのチーム防御率6.14は30球団ワースト。14人が務めた先発陣の防御率は7.24と、30球団で唯一の7点台(数字はいずれも31日終了時)。オープン戦は主力が調整し、若手やマイナー選手を試す場とはいえ、早くも先発陣は崩壊状態だ。
今季のレンジャーズのローテーションはガヤルド(前ブルワーズ)、ホランド、ルイス、デトワイラー(前ナショナルズ)、マルティネスの5人。このうちホランドとデトワイラーの左腕2人は万全と言い難い。ダルに代わるエース格と期待されていたホランドは、キャンプ中に左肩の違和感を訴えて調整が大幅に遅れている。開幕には間に合う見込みでも、故障が多いタイプだけに戦列を離れるリスクがある。先発3番手のデトワイラーはナショナルズ時代の12年に先発で10勝(8敗)を挙げながら、腰痛などの故障もあって翌年から中継ぎ降格。先発は2年ぶりの復帰となり、ブランクが不安視される。