ダル離脱で先発手薄なレンジャーズがカブス和田に触手
下馬評も芳しくない。ワシントン・ポスト紙(電子版)が1日に掲載した先発ローテーションのランキングでは30球団中27位。先発陣の頭数が足りないレンジャーズは開幕前の駆け込みトレードを画策している。狙いは同じ日本人でカブスのベテラン左腕、和田毅(34)だ。
カブスでは当初、先発5番手で起用される予定だったものの、オープン戦で左太ももを痛めて戦列を離れた。エース左腕のレスター(前アスレチックス)を筆頭に先発ローテは埋まっており、マドン監督は1日(日本時間2日)、和田を開幕ロースターから外すと発表。今後は故障者リスト(DL)に入るか、傘下のマイナーに合流するが、本人は順調な回復を見せていて、2日にはマイナーで調整登板。順調なら早期のメジャー復帰も可能だ。
レンジャーズのダニエルズGMは、ソフトバンク時代の和田を「日本のナンバーワン左腕」と高く評価。昨オフ、先発左腕の補強に動いた際も、デトワイラーの他に和田も獲得リストに入れていたらしい。年俸は400万ドル(約4億8000万円)。先発としては手頃なこともあって、レンジャーズはカブスにトレードによる譲渡を打診しているという。
商談がまとまったとして、和田は果たして、年俸1000万ドル(約12億円)のダルの穴を埋められるか。