「年齢も7月で23歳と若い。二塁の守備はまだ不安な面もあるが、今年1年で完全に日本を代表するスラッガーになる。こう言っては失礼だが、斎藤や塩見はローテに入ったとしても1週間に1度しか登板しない。外れ、外れの1位だったが、今となってはあのドラフトで山田が取れたことは、戦力、営業の両面で本当に大きい」
1位指名の抽選で斎藤を外した当時の小川監督は、「スカウトにも球団の方にも申し訳ない」といって肩を落としていたが、今となっては大正解。ちなみに、この日山田が満塁アーチを見舞った左腕は、同じく10年ドラフトで阪神が大石(西武)の外れ1位で取った榎田だった。