“出戻り”40代が開幕3連勝 苦労続きの楽天レイは「中年の星」
日本全国の40代と「転職組」が拍手喝采だ。
17日に先発した楽天の「出戻り」助っ人、レイ(40)が6回無失点でチームの連敗を止める3勝目。40代の開幕3連勝は、90年の村田兆治(ロッテ)以来となる“珍記録”のオマケ付きだ。
13年にも1年だけ楽天に在籍し、5試合で勝ち星なしの1敗。シーズン終盤、顔面に打球を受けたため、巨人との日本シリーズではバットマンのようなフェースガードをつけて力投。楽天の日本一に貢献するも、この年限りでクビになった。昨オフに40歳の元助っ人を再獲得した時は、現場も唖然とした。
しかし、3勝は現在チームトップ。それどころか、2勝の先発陣すらいないのだから、レイの復帰は大きい。
93年のロイヤルズ入団を皮切りに、メジャー、米独立リーグ、メキシカンリーグ、台湾リーグ、韓国リーグ、プロ野球と14球団、計18回の移籍を経験している苦労人。プロ22年間のほとんどが渡り鳥生活の上、1年間浪人していた年もあった。
「年齢はただの数字でしかない」と言ったレイ、今後はオジサンファンが増えるかもしれない。