井川の比じゃない マー君再離脱でメディアのバッシング過熱

公開日: 更新日:

 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は「本当の田中は現時点で(首振り人形の)景品と同じくらい壊れやすく見える」と報道。「手術は時間の問題だ。方法はひとつ。手術を受ければ、本当の意味で復帰へスタートできる」と書いたのはニューヨーク・ポスト紙(電子版)だ。

 NYメディアはそもそも、田中が昨季、手術を回避したことに否定的だった。開幕前の田中の会見では、右肘に関する質問が集中したほど。今回の離脱を受け、それ見たことか、言わんこっちゃないといったあんばいなのだ。

■右肘にメスを入れない限り論調は変わらない

 今季はストレートの最速が5キロほど落ちた。田中はシーズンを通して投げるため、肘への負担を少しでも軽減しようと意図的に何かを変えたに違いない。が、本人なりにベストだと思った選択が、ベストではなかった。シワ寄せが手首にきてしまった以上、NYメディアの論調はおそらく右肘にメスを入れるまで変わらない。それどころかバッシングは、むしろヒートアップしそうな気配だ。

 割を食うのは本人に限らない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出