辛口対談 “誤算”だらけのプロ野球開幕1カ月を評論家が斬る

公開日: 更新日:

山崎「それもあるかもしれませんね」

――ただ、阿部が離脱してから巨人は6勝4敗(以下の成績は1日現在)の好成績です。

高橋「チームリーダーの阿部がいなくなって、村田も不調。高橋由も代打起用がメーン。若い選手が伸び伸びやっている気がするね。ベテランで力のある選手がいなくなれば、若手は『よっしゃ、オレらの時代なんだ』と思う。そうした空気があるのかなと思うな」

■黒田フィーバーが裏目に出た広島

――黒田復帰で盛り上がっていた広島はどうでしょうか。チーム打率.235、73得点はリーグワースト。打線が機能していません。

高橋「広島には前田というエースが君臨している。その大黒柱が現在、防御率1.64なのに2勝しかしていない。こうなると本人も不安だし、周りも『何とかしてあげたい』という気持ちが強くなるんじゃないかな。だからボール球を振っている」

山崎「僕も先輩が言われたように思います。エースが好投しても勝ち星につながらず、マスコミも『打てない、勝てない』と報道する。そうなると打者もチャンスで何とか打とうという意識が過剰になりすぎて、あせる、力む、狙い球を間違う。黒田復帰で優勝だと盛り上がるのは構いませんが、それを少し頭から離した方がいいですね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出