「身長あきらめた」…パ新人王候補・オリ西野の“小兵の矜持”
低迷するチーム内で開幕から一人奮闘を続けているのがこの新人野手、オリックスの西野真弘(24)。ドラフト7位入団も、春季キャンプ中からたくみなバットさばきと鉄壁の守備で首脳陣の評価が急上昇。5日現在、打率.316で、早くもパ・リーグの新人王候補に挙がっている。
チーム内で最も低い、身長167センチ。プロ野球界でもひときわ体格が小さい。
「父(実さん=53)は身長173センチぐらいですが、母(尚子さん=53)が155センチに満たない。それがボクに遺伝してしまったのかもしれませんね」(西野)
小学生の頃は少しでも身長が伸びるよう、牛乳を連日ガブ飲み。1日1リットル以上を飲んだこともあったという。中学時代は地元の強豪「浦安リトルシニア」でプレー、学校の部活はバスケットボール部。これも身長を伸ばすための選択だったが、「全く効果がなかったのでその時点で身長はあきらめました(笑い)」
負けず嫌いな性格で、東海大浦安高時代は120人を超える部員がいる中、1年秋からレギュラーに。同校の森下倫明監督は当時を振り返りこう語る。