4連敗中の巨人・高木勇 「勝てない理由」を敵スコアラー語る
17日からの球宴に出場する巨人の高木勇人(26)がチーム休養日の16日、菅野とともにジャイアンツ球場で練習を行った。
新人ながら「監督推薦」で選出された。この日、「楽しみ」と腕まくりしたが、5月24日の中日戦で6勝目(6敗)を挙げて以来、約2カ月も勝ち星から遠ざかり、現在4連敗中と苦しんでいる。なぜ勝てなくなったのか。セ・リーグのあるスコアラーがこう言った。
「ひと言で言えば制球でしょうね。うちのチャートでは、春先はビシバシ厳しいコースに決まっていた左右の懐、つまりインコースが最近ぱったりなくなっているんです。コントロールがいいから死球は少ない投手だけど、誰かに当てたことで内角に投げられなくなっている可能性もある。新人投手だと、一つの死球が制球に影響を及ぼすことがよくあるんです」
■中日ナニータへの死球が影響?
制球力が武器でもある高木勇の与死球はわずか3。4月5日に右の梅野(阪神)、5月24日に左のナニータ(中日)、7月7日に左のデニング(ヤクルト)に当てている。「ナニータへの死球が影響しているかもしれない」とは前出のスコアラーだ。