打撃コーチも警戒 絶好調ヤクルト山田を待ち受ける“死球禍”

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 まだまだ止まらない。

 ヤクルト山田哲人(23)が30日の広島戦で1安打1打点1盗塁。これで打率.334、24本塁打、80得点、20盗塁、出塁率.418と5部門でトップに立ち、打点もリーグ3位の62、安打も同2位の123。三冠王どころか、前人未到の七冠も狙える位置につけている。

 セ・リーグのみならず、球界屈指の強打者となっただけに、ライバル球団は山田対策に時間を費やし、研究に研究を重ねている。そうなると歴代の強打者たちと同様、厳しい内角攻めと戦わざるを得ない。当然、死球のリスクは高くなる。

 歴代最多死球の清原和博(196個=西武巨人など)を筆頭に、現役ではロッテの井口(142個=4位)巨人の村田(138個=5位)、阿部(130個=8位)と長距離打者が並ぶ。山田は現在、5死球。5月と6月にはそれぞれ頭部に死球を受けた。優勝争いも佳境を迎え、さらに攻めは厳しくなってくるはずだ。

■「平然と踏み込んで打っている」

 実際、杉村チーフ打撃コーチは、「開幕当初と比べ、7月に入ってからはもう、山田に対する攻めが変わってきている」と、こう続ける。

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