初戦突破の上田西・原監督 「北信越勢は“新潟に学べ”です」
――一本化することで県内の有力選手が他県に流出するのを防ぐことも出来そうですね。
「とはいっても県外に出ていく子は出ていってしまうんですけどね。私が勧誘した子も1人、東京の学校に行ってしまいました。1年生なのにレギュラーを張っているそうで、ウチに入っていたらバリバリの主力だったんですが(苦笑)。長野では少年野球チームの数が減っているんです。それでも近年はPL学園で監督経験のある佐久長聖の藤原監督のように、新しい血が県内に入ってきている。上田市も野球の盛んな地域なので、我々が県内の野球を盛り上げられたら、と思っています」
――遠征で各地の学校と練習試合はしているのですか?
「3、4月は北信越。5、6月は静岡と東京、10月は神奈川と群馬に遠征に行っています。やはり関東の強豪校は体格の良い子が多い。そこはかないません。それでも、野球の技術は遜色がないように見えます。おかげで我々も遠征慣れしましたよ。私自身、11年までは軟式野球部の監督で、硬式野球は上田高校以来という素人。遠征は勉強になる。その学校の施設などを見学したり、試合後に相手の自主練習を見させてもらうこともあります」