ガトリンが潜在能力認めるも…サニブラウンが抱える「課題」

公開日: 更新日:

 世界陸上男子200メートル予選4組に出場し、100メートル銀メダルのガトリンに次ぐ2位で準決勝に進出したサニブラウン・アブデル・ハキーム(城西高2年)には、決勝進出どころか、入賞の期待も高まってきた。

 7月の世界ユースで100メートル(10秒28)、200メートル(20秒34)の2冠を達成。200メートルではウサイン・ボルト(29・ジャマイカ)の20秒40を抜いて大会記録を更新し、世界中の注目を集めた。海外のトップランナーも将来性を高く評価しており、今回同組で走ったジャスティン・ガトリン(33・米国)は以前「腕を振る位置を下げれば、もっとタイムは上がるだろう」と潜在能力の高さを認めていたほどだ。

 長い足を生かしたストライド(歩幅が大きい)走法が持ち味。世界のトップレベルを相手にするには技術の改良に加えて精神面、肉体面の強化も課題だ。

 精悍な顔つきからは想像し難いが、サニブラウンは気の小さい一面もある。今大会の現地入り後は出場選手が揃う練習場で調整した際には、ボルトやガトリン、タイソン・ゲイ(33・米国)といった世界のトップランナーを前に「スター選手をたくさん見て圧倒された。最高の舞台で走るにはまだ若すぎる」と話すなど、レース前から世界選手権の雰囲気にのまれっぱなしだった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係