07年の“強奪”再現 巨人「大補強リスト」に載る大物5人の名前
ポジションは三塁。一塁もできる。巨人の来季の三塁は事実上白紙。補強次第では、今季スタメン落ちも目立った村田が一塁へ回り、阿部と併用というプランがあるという。巨人なら、ルナが望む「2年5億円」程度の複数年契約も用意できない条件ではない。今季はフランシスコ、カステヤーノスといった途中加入の“不真面目”助っ人に振り回された。日本球界を知り尽くす「マジメで打つ外国人選手」は、是が非でも獲得したい有力候補だろう。
球界関係者がこう言う。
「今季で契約が切れる、DeNAの三塁手バルディリスも有力候補でしょう。バルディリスは順調にいけば来年中にFA権を取り、そうなれば翌17年のシーズンからは外国人枠が外れて『日本人扱い』になるのは大きなメリット。まだ32歳と若いし、現在の年俸も7500万円とお得です」
投手で評価が高いのはオリックスのディクソン(31)。レギュラー不在の捕手はFA権を持つ楽天の嶋(30)、西武の炭谷(28)が候補になる。
巨人は10日の阪神戦に勝って自力Vの可能性が消滅する危機を免れたものの、六回表までに4-0とリードしながら、最後は1点差に詰め寄られるヒヤヒヤの勝利だった。仮に優勝ラインを75勝とすると、同率首位で並ぶ阪神とヤクルトが残り18試合を10勝8敗でクリアするのに対し、3位の巨人は11勝5敗と苦しいことに変わりはない。