クラマー氏追悼特別寄稿 釜本邦茂氏「志を伝えていきたい」

公開日: 更新日:

 ボールを受ける時、マークしているDFに背中を向けた状態でボールを受ければ、モロにプレッシャーを受けてしまう。

 一瞬、マークから離れて半身になり、肩でプレッシャーを受け流し、それでボールを受けるとスルッと振り向けるようになった。また、半身になることでボールをまたぐだけで前を向くことも可能になった。これは南米系選手の得意技だった。

 東京五輪後、都内でお疲れさまパーティーが開かれ、クラマーさんにお礼のサイン帳を贈ることになった。「I don’t like to be Hokkaido bear」。黒いマジックで力を込めて書いた。「北海道の熊になってたまるものか。本物のストライカーになってやる」という思いを伝えたかった。

 この前のシルバーウイーク中に東京・八丈島を訪れた。地元サッカー協会の奥山秀人会長、岩崎由美町議らのお骨折りで南原サッカー場で行われた大会に参加。天然芝のピッチで汗を流した。男子チームの試合参加は遠慮したが、子どもたちや地元女子チームの選手とプレー。時折アドバイスもさせていただいた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった