本人は謙遜も 西武・秋山の最多安打に「イチロー以上」の価値
加えて、94年のパ・リーグの投手成績は軒並み悪く、防御率1位でタイトルを獲得した新谷博(西武)ですら2.91。同2位の伊良部秀輝(ロッテ)は3.04だった。それに比べ、今季のパの防御率1位は大谷(日本ハム)の2.24で同2位の西(オリックス)も2.47という高いレベルでの争いを繰り広げている。その中での214安打だから、秋山の数字はイチローの記録と比較しても決してかすむものではないだろう。
試合後の秋山は「こんなに(安打が)出るとは思わなかった。自分でもビックリしています。全打席で塁に出ることが出来たので、1番としての仕事が出来た。(最多安打の新記録は)どうなるかわかりませんけど、チームが勝てればいいだけです」と相変わらず謙虚なコメントを残したが、今日1日の今季チーム最終戦で日本記録更新を目指す。