“三度目の正直”で米ツアー参戦 岩田寛が取り組むべき課題

公開日: 更新日:

 岩田は34歳。年齢的には峠を越えていると見る人が多いと思う。世界のパワーについていけるか? と首をかしげる人もいると思う。

 しかし、かつて青木功が全米オープンで帝王ジャック・ニクラスと死闘を演じて惜しくも2位になったのは38歳のときだ。

 日本人として初めて米ツアー・ハワイアンオープンに勝ったのは40歳のときである。

 米ツアーで青木はサンドセーブ率で2回1位になっている。彼が世界であれだけ名を上げることができたのは世界の誰にも真似のできないショートゲームを武器にしたからだ。

■小技で活路を

 パワーのある松山英樹と違って、石川遼は相変わらずドライバーショットで苦労している。米ツアーで戦ってきたベテランプロに聞くと、それは「常に自分の最大の飛距離を出そうとしているからだ」と言っている。

 米ツアープロたちは持っているパワーを100%出し切っているわけではなく、80%ぐらいの余裕のある距離を打っていくから正確なショットができるのだという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…