退団濃厚の日ハム右腕メンドーサはCSが唯一の売り込み舞台
「今季限りなのは間違いない。でもだからこそ、CSでの力投が期待できるんだよ」
日本ハムOBがこう話すのは、CSファーストステージ2戦目に先発予定のメンドーサ(31)だ。日ハム2年目の助っ人右腕は今季10勝8敗、防御率3.51。年俸は1億円だ。今季限りで契約が切れることもあり、来季の所属先に注目が集まっている。
冒頭のOBが続ける。
「メンドーサの代理人が球団に移籍をちらつかせていると聞いている。もちろん、来季契約のために好条件を引き出そうとしているのだが、これは逆効果。ただでさえ、日ハムはカネにシビア。『我々の出す条件が嫌なら好きにしろ』というのが球団の基本姿勢だからね。いくら交渉しようが暖簾に腕押し。となれば、ポストシーズンで他球団に向けてアピールをする必要がある」
現時点でメンドーサ争奪戦に出てくることが予想されるのは投壊状態の楽天、西武、DeNAの3球団。メンツがメンツだけに、どこまで年俸を吊り上げられるか甚だ心もとない。しかし、CSで目の覚めるような好投をすれば、阪神と中日も引っ張り込める。