近隣で2大会同時期開催 ツアー機構「ファン軽視」の非礼
開催時期をズラせば単純にギャラリー数が倍になるわけではないが、近くでゴルフ大会があれば互いに盛り上がりに欠けるなど、メリットよりデメリットの方が大きいはず。共倒れにもなりかねない。それでもあえて同週開催に踏み切ったのには、何か理由があるのか。
広告代理店関係者がこう言う。
「男子ツアーの場合、他にも空いている週はあったのですが、ホンマと大会を共催するアコーディアの強い意向でそのスケジュールになったようです。もし、希望に沿えず、『じゃあ、女子ツアーを開催する』と言われたら元も子もありませんから。そこしかダメと言われれば同週開催もやむを得ないのです。ただ、ファンのことを第一に考えているかといえば、そうではない。完全に関係者目線です。例えば共通チケットを販売するとか、ギャラリーバスを行き来させるとか、お互いの会場でスコア速報をするとか、同週開催でもアイデアを出せばできることはいくらでもあります。また、今回のように新しいトーナメントの日程が重なるのなら、JGTOは事前に『スポンサーの都合でこの日程、会場でしか開催できないのです』と、事前に仁義を切るべきです。ご都合主義と言われても仕方ありません」
ゴルフファンのことなどまるで無視。男子ツアーがソッポを向かれるのも当然だ。