「一切オファーはない」 ソフトB退団の松中信彦が胸中語る
――といいますと。
「ええ。野球界ではある程度、行き先を決めて……という話はよくあると、退団を決めた後に聞いたくらいです(苦笑)。それに僕自身、ホークスを逆指名して入団して19年間、まあソフトバンクになってからは11年ですけど、ホークスで野球人生を終えようと常にその気持ちではいたんですが……。ホークスではいい思い、いい経験をさせてもらったし、自分自身、成長させてもらいました。感謝の気持ちしかありません」
――王会長からは何と言われたのですか?
「『ここまできたら、自分からどんどん売り込んで、現役でやるんだという気持ちを他球団の人に伝えて説明しないといけないよ』と言っていただきました。まずは電話するとか、そういうことになると思います」
――球団から指導者としてのオファーはあったのですか?
「いや、それはありませんでした」
■「自分の中で区切りは決めている」
――今年は球界の若返りが進み、山本昌をはじめ、谷繁、小笠原ら40歳以上の大選手が次々と引退を表明しました。