内田打撃コーチ巨人貧打の原因語る 「年齢より精神的なもの」
――でも?
「大田は低めのボール球のチェンジアップを空振りした。引っ張る意識が強いから。『センターから右』って言ったのに理解していない。大田は春のキャンプの頃はいつもいい。マシンの球はガンガン打つから。マスコミ受けがいいんですよ。『今年こそ大田はやるぞ』っていわれて、実戦が始まるといつも失速。もう何年目? 来年8年目か。高卒1年生の岡本とは立場が違う。何かを変えないといけない。世代交代のチャンスなんだから」
――岡本に話を戻すと、来季は正三塁手の村田を抜いてレギュラーを奪う可能性はありますか?
「三塁の守備力も含めればまだまだ。ただ、打つだけなら村田を脅かすものを感じる。村田ら主力も、今年の成績ではポジションを確約される立場にはない。岡本にも大田にもチャンスはある」
■「高橋監督とは原点に返ろうと」話している
――ここ2年は貧打。なぜ打てなくなってしまったのか? 主力の年齢が高くなったからですか?
「それもあるだろうけど、精神的なものが大きかったように思う。みんな振り込んで『オレたちは打てる』って思わないと、打てるものも打てない」