不惑の“復帰宣言”も…世代交代の大波がT・ウッズを襲う
「最も楽しみにしていることは、もう一度優勝すること。痛みのない状態で復帰したい」
タイガー・ウッズ(40)が自身の公式サイトで、今季の抱負をこう語った。
かつて世界最強といわれたウッズも、2013年のブリヂストン招待を最後に優勝から遠ざかり、ワールドランクは413位にまで落ちた。昨季はわずか11試合に出場しただけ。8月のウィンダム選手権で10位になったものの、予選落ち4回と精彩を欠いた。しかも1年間に3回、同じ腰を手術するなどボロボロだった。
それでも今後10年については「最高のレベルでプレーし続けて、メジャーなどで優勝している」(ウッズ)と思い描く。
米ツアー記者は「大記録達成に対する焦りがあるからだろう」と、指摘する。
ウッズの米ツアー通算79勝はS・スニードの82勝に次いで歴代2位。メジャー通算14勝はJ・ニクラスの18勝に次いで、こちらも歴代2位と、まだ記録を塗り替えていない。しかもニクラスは、40歳で全米オープンと全米プロを制覇し、46歳でマスターズ最年長優勝を飾っている。