錦織「理解できない」 テニス八百長疑惑でブームに冷や水
例えば、世界のサッカーリーグは八百長天国。八百長事件が報じられない年はないといっても過言ではない。昨年はFIFA(国際サッカー連盟)の腐敗も公になった。
07年に不正賭博で逮捕された全米プロバスケット(NBA)の元審判は、過去に不正なジャッジがあったことを認めたし、アメフトのNFLでは、規定以下の空気圧の球を使用したとされた昨季スーパーボウル覇者のペイトリオッツが処分された。薬物汚染がひどいメジャーリーグでは、投手がボールを傷つけたり、松ヤニを付着させる不正投球の事例を挙げたらきりがない。打者では、ナ・リーグ本塁打王2回のサミー・ソーサによる、禁止されているコルク入りバットの使用が発覚したこともある。
味噌もクソも一緒にするつもりはないが、薄汚いプロスポーツ界には、八百長に加担したり、禁止薬物を使っても大金を稼ぐ選手がいるのも事実。試合を見て熱くなっていることが、何ともバカバカしくなってくるというものだ。