琴奨菊Vが逆風に 貴乃花理事と裏金顧問最後の“悪あがき”
そんな彼らが今後、相撲協会を支配するためにアテにしていたのが、横綱白鵬(30)率いるモンゴル勢だという。ある親方が言う。
「昨年引退して大島親方となった旭天鵬のように、今後はモンゴル出身の親方も増えるでしょう。白鵬は彼らのまとめ役として君臨したい。問題は国籍です。他のモンゴル人はともかく、白鵬は出来ることならば日本に帰化せず親方になりたい。ところが、現行の制度では親方になるために日本国籍は必須。そこで貴乃花親方と顧問は白鵬を味方につけるべく、国籍うんぬんのルールを変えるのではないかと言われていた。白鵬も改革派を気取る貴乃花を『現代的な思考を持った人だ』と評価していますからね」
土俵を牛耳るモンゴル勢を引き入れることが出来れば、これほど心強いことはない。ただし、彼らのボスである白鵬が今場所のように弱気の相撲で優勝から遠ざかるようだと、その勢力も衰えかねない。貴乃花一派にとって、日本出身である琴奨菊の優勝は歓迎すべからざるハプニングといえるのだ。
■山響親方とタッグを…