琴奨菊Vが逆風に 貴乃花理事と裏金顧問最後の“悪あがき”

公開日: 更新日:

 そんな彼らが今後、相撲協会を支配するためにアテにしていたのが、横綱白鵬(30)率いるモンゴル勢だという。ある親方が言う。

「昨年引退して大島親方となった旭天鵬のように、今後はモンゴル出身の親方も増えるでしょう。白鵬は彼らのまとめ役として君臨したい。問題は国籍です。他のモンゴル人はともかく、白鵬は出来ることならば日本に帰化せず親方になりたい。ところが、現行の制度では親方になるために日本国籍は必須。そこで貴乃花親方と顧問は白鵬を味方につけるべく、国籍うんぬんのルールを変えるのではないかと言われていた。白鵬も改革派を気取る貴乃花を『現代的な思考を持った人だ』と評価していますからね」

 土俵を牛耳るモンゴル勢を引き入れることが出来れば、これほど心強いことはない。ただし、彼らのボスである白鵬が今場所のように弱気の相撲で優勝から遠ざかるようだと、その勢力も衰えかねない。貴乃花一派にとって、日本出身である琴奨菊の優勝は歓迎すべからざるハプニングといえるのだ。

山響親方とタッグを…

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造