初場所終盤はまるで別人…横綱白鵬“無気力”豹変の裏に何が
大関・琴奨菊(31)が初優勝。しかも日本出身力士として10年ぶりの賜杯という劇的な幕切れだった大相撲初場所。
敗れた3横綱はなんとも不甲斐ないが、中でも終盤にきて、これまでと別人のような相撲を取ったのが白鵬(30)だ。11日目、琴奨菊にいいところなく押し出されたのはもちろん、14日目の稀勢の里戦は遅れ気味に立ったまま、いとも簡単に土俵を割った。取組前まで1敗で琴奨菊と並び、何が何でも負けられない大一番。にもかかわらず、あっさり押し出された。八角理事長も「こんな白鵬は見たことがない」とクビをひねった。
左膝の炎症で昨年の9月場所を途中休場。右足親指を含め、体のアチコチにガタがきているのは間違いない。
「それに気持ちの問題が大きいだろう」とは、ある親方だ。白鵬には引退後、親方になる青写真があるものの、親方になれるのは日本国籍を有する者のみという規則がある。北の湖前理事長も「規則は変えられない」と突っぱねていた。
その北の湖理事長が昨年11月、急逝。前出の親方がこう言った。