“白い粉”で汚れた星は星として認定されない
「……で、孫よ、大きくなったら立派なプロ野球選手になりたいって言ってなかったか?」
「うん、でも、プロ野球はせんしゅせ~め~が短いとクスリに走るリスクもあるからね」
「じゃあ何になるんだ?」
「だから野球選手で弁護士。それだとクスリで悩む選手のリスクも減らしてあげられるよ」
「上から読んでも下から読んでもクスリのリスク、孫よおまえは天才だ!」
「おじいちゃん、目先のどうでもいいことで喜ぶね」
「すんません」
「ジミントのマルヤマとかオオサカのハシモトとか見ちゃいられないのも弁護士だから、わりと簡単だと思うんだ」
「すごいな孫よ」
「だれもやったことがない二刀流だよ」
そういう時代が、来るといいな清原。