開幕ダッシュ失敗ソフトB 3連覇は工藤監督の“我慢”がカギ
ソフトバンクは選手層の厚さこそ、他球団が最も羨む武器だ。
二軍で寺原や東浜らが投げているのが、その証拠。他球団ならローテに入っていてもおかしくない連中が、主力がバテてくる夏場に照準を合わせている。現在はロッテと楽天が同率首位だが、後半戦に入っても同じ順位を保てるかは疑問。それだけ選手層には大きな隔たりがある。
いくら首脳陣がそうした事情を把握していても、負けが込めばファンのブーイングも大きくなる。もっか、工藤監督は高卒6年目の捕手、斐紹を一人前にしようと、一軍で積極的に起用している。しかし、斐紹がマスクをかぶった4試合は一度も勝っていない。打率も1割とあって、ファンからは「斐紹にこだわるのはやめろ!」という不満も上がっている。そうした声に現場が影響されないとは限らない。
ソフトバンクの3連覇は、首脳陣が我慢を貫き通せるかにかかっている。