打率4割超! 阪神・江越の覚醒に金本監督のシンプル指導

公開日: 更新日:

「2打席続けて三振していたので、後ろにつなごうと思った」

 大卒2年目の江越大賀(23)が14日のDeNA戦で決勝の二塁打を放ち、お立ち台で笑顔を見せた。

 六回1死一、三塁。相手投手は駒大の1年後輩である新人左腕の今永。2ストライクに追い込まれると、後輩相手にプライドを捨ててバットを短く持った。

 それでもパワーは十分だった。外角高めに浮いたストレートを強く振りぬくと、打球は逆方向にグングン伸びて右翼フェンスを直撃。「チルドレン」の殊勲打に金本監督は、「バットを短く持つ工夫が結果につながった。成長を感じる」と、目を細めた。

 代打で今季1号本塁打を放った3日のDeNA戦からアーチを量産。8日の広島戦からスタメンに抜擢されると2戦連続で本塁打を放った。10日からは3番に昇格し、5戦連続安打をマーク。打率・440、4本塁打、8打点の大活躍である。

 昨秋キャンプから金本監督が「一番振る力がある」と、目をかけてきた。体が前に突っ込むクセを修正するために、右足の軸回転を意識したスイング指導を施された。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…