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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

円熟26歳の錦織圭にチャンの「努力の哲学」は必要なのか

公開日: 更新日:

■アガシ、もしくはフェデラー

 錦織はジュニアではない。26歳の円熟したプロ。

 得意のリターンから、卓越したテクニックを駆使した攻略術を編み出す知恵こそ、打倒ジョコビッチのカギだろう。

 ある関係者は、その候補にアンドレ・アガシを挙げる。ビッグサーブ時代からリターンの時代を築いたクレバーなレジェンドは、昨年、錦織のイベントに来日して親密な仲だが、もうひとり、気になる存在がある。膝の手術から戻っていないロジャー・フェデラーの次の仕事として、悪くないのではないか。

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