錦織が退院も…来季開幕まで「完全オフ」はたった1週間
都内の病院に緊急入院していた男子テニスの錦織圭(25)が9日、退院したことが分かった。
4日に行われたエキシビションマッチ(神戸)を終えた後、発熱や吐き気などの症状を訴えた錦織。病院で診察を受けると「過労」と診断されたが、点滴を打って回復、退院したという。
だが、ホッと胸をなで下ろすのは早い。報じられている錦織の今後の日程は超過密スケジュール。過労の心配は尽きない。
近日中に拠点である米国に戻り、12月12、13日に予定されているシャラポワ(ロシア)とのエキシビション(ロサンゼルス)に参加予定。その後は、カリフォルニアでコーチであるマイケル・チャン氏と約2週間ほどの合宿が待っている。そして2016年シーズンの始動は、1月3日開幕のブリスベン国際から。
つまり完全なオフは、わずか1週間あまりということになるのだ。
今季最終戦後、11月下旬に帰国してからの錦織は、契約するスポンサー企業のイベントなどに引っ張りだこ。ファンサービスも兼ねた親善試合とはいえ、エキシビションマッチも2戦こなした。「温泉でゆっくりしたい」と話していた錦織だが、こんなハードスケジュールでは温泉どころではない。
リフレッシュできないまま開幕を迎えてしまい、ランキングを下がらなければいいが……。