“日本人3番手”の宮里美香 最終日に失速でリオ五輪遠のく
【キングズミル選手権】
大会初日、6アンダーで単独首位に立ち、4年ぶりの米ツアー優勝の期待がかかった宮里美香(26)。首位と3打差8位発進の最終日は、4バーディー、4ボギーと出入りの激しい内容でスコアを伸ばせず、7アンダー15位タイに終わった。
出だしからいきなりつまずいた。1番パー4はパーオンできず、3打目をピンそば1・5メートルに寄せるも、これを外し、ボギースタート。3番でもボギーを叩いて、苦しい立ち上がりとなった。それでも6番では4メートル、7番ではピンそば80センチに寄せ連続バーディーでスコアを戻すが、9番をボギーとして前半を折り返した。
後半に入り11番、15番でバーディーを奪うものの、最終18番では1メートルにも満たないパーパットをカップに蹴られ、イーブンパーでホールアウトした。
「スタートからボギーと前半で伸ばしきれなかったのが、イーブンにつながっている。2日目以降、伸ばしきれず、耐えてというゴルフが続いた」(宮里)
宮里は現在、世界ランク41位で、22位の野村敏京(23)、39位の大山志保(38)に次いで日本勢3番手。日本人選手のリオ五輪出場枠は2つ。今大会の結果次第では、五輪出場に向けて大きく前進しただけに、せっかくのチャンスを生かしきれなかった。
他の日本人選手は横峯さくら(30)が5アンダー24位、上原彩子(32)が3アンダー32位、宮里藍(30)が1アンダー46位、野村が2オーバー58位。