ミスに切れ選手委縮 阪神金本監督に問われる“大将の資質”
守備のミスが多い北條や高山に対しての苦言も日増しにトーンを上げている新監督は打撃面でも、3安打完封負けした30日のDeNA戦後に、3球空振りの三振を喫した原口、中谷、代打江越の3人に対し「同じボールを3球で終わるというのは打者として恥。一軍のバッターじゃない」と言って斬り捨てた。
ある阪神OBは、こう言う。
「星野監督でさえも、阪神では選手を名指しで叱責することはあまりなかった。先発が炎上すれば投手コーチを叱った。それを見ている選手は、自分が叱られるよりつらいものです。岩貞は最近5試合で満塁被弾が3度目だし、この日はバントミスで走者も送れなかった。金本監督は同じミスをしているのだから担当コーチにその理由をただすとか、徹底したバント練習をやらせるべきです。でも、コーチには矢野や片岡など仲良しが多いからなのか甘いですね。監督というのは、負けている時にこそ真価が問われるもの。金本は人材不足で、白羽の矢を立てられたという事情はあるにせよ、ちょっと無理があったかもしれない」
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